「第49回多摩めぐり 晩秋の奈良ばい谷戸を散策し、小野路宿の歴史を辿る」を11月24日(日)に開催します

第38回多摩めぐり 5周年企画 多摩を深める ユネスコ無形文化遺産に登録された「鹿島踊り」を鑑賞し、奥多摩湖に沈んだその発祥の地・小河内村落の今を訪ねる

奥多摩町の小河内地区は多摩川の上流部で多摩地域の最深部に位置しています。この地に、はるか昔京都から落ちてきた公卿が隠れ住んで村人に教えたとも、また旅僧から教えられたとも云われる、京の雅を感じさせる「鹿島踊り」が伝えられています。

2022年、この鹿島踊りを含む日本各地の民俗芸能41件が、安寧を願う人々の祈りがこめられた「風流踊(ふりゅうおどり)」として、「ユネスコ無形文化遺産」に登録されました。

今回の多摩めぐりは、世界が認めたこの鹿島踊りが神社に奉納される祭礼日に合わせ、それを鑑賞することを中心に据えた企画です。

実は、鹿島踊りを伝えてきた小河内の集落は、東京都民の水がめである奥多摩湖を建設する際に、湖底に沈んでしまい、住民はこの地から各地に移転させられました。鹿島踊りは、奥多摩湖ができた時に湖の中央部に突き出した半島に新たに建てられた小河内神社において、四散した元住民たちが集い踊る祭礼でもあります。

当日は、小河内神社で鹿島踊りと獅子舞を鑑賞した後、村落を沈めた奥多摩湖の湖面に渡された「ドラム缶橋」を渡って、ダム建設で廃村となった土地を訪ね、かつては鹿島踊りが舞われた「加茂神社」の跡地へと山道をたどります。

そこは、今は「山のふるさと村」として東京都がキャンプ場として整備管理している場所ですが、昔の山里の面影を残すみごとな石垣や石碑群が随所に残り、山の豊かな生活を彷彿とさせます。

今回は、奥多摩の山村における生活、そこで舞われた優雅な踊り、そして今は湖底に沈む村々の悲哀の歴史、これらを感じ取っていただく多摩めぐりになります。

主なコース

JR青梅線・奥多摩駅(集合) → <路線バス> → バス停・小河内神社 → 小河内神社(鹿島踊り見学) → ドラム缶橋 → (湖畔の小道) → 山のふるさと村(昼食) → 旧岫沢・日指集落跡 → 檜原への峠道 → 加茂神社跡 → 山のふるさと村 → <送迎バス・山せみ号> → 奥多摩駅(解散)
【総歩行距離 約6km 山道あり】

開催概要

集合日時2023年9月10日(日)午前9時15分
※雨天中止
集合場所JR青梅線 奥多摩駅 改札外
※解散は奥多摩駅・午後4時半頃の見込み
ガ イ ド味藤 圭司
費  用参加費1,000円(資料代・傷害保険料等を含む)
※別途バス代630円が必要(シルバーパス利用可)
持 ち 物弁当・飲み物・筆記用具・雨具・レジャーシート 他
募集人員20名(先着順)
※帰路の送迎バスに定員があるため、通常より少ない募集です

申込方法

氏名・年齢・住所・電話番号を明記し、Eメールで「多摩めぐりの会」事務局へ

申込と問合せ

「多摩めぐりの会」事務局Eメールアドレス ⇒ tama.meguri@gmail.com

申込締切

9月3日(日)

当日の連絡先

090-7286-2124(味藤)