徳川家康の江戸入府から50年が経ち、幕府の権力も安定し、江戸が大消費地化していく中で住民の飲み水不足が深刻になり、新しい上水の確保が急務となった。幕府は、玉川上水の開削工事を庄右衛門・清右衛門兄弟に6千両で請負わせたが、開削途中に2度の失敗に見舞われるなどで高井戸辺りで資金を使い果たした。
工事の続行ため、自ら工面した3千両をつぎ込み、7カ月で羽村から四谷大木戸まで10里30町(約43km )にも及ぶ開削工事を完成させた。(諸説あるが、上水記による。)この結果、江戸市中で使う水が確保され江戸の発展を促し玉川上水は重要な生活基盤となった。この工事恩賞で兄弟は、玉川の姓を賜り帯刀を許され、上水の水番所役人に取り立てられた。
今回の多摩めぐりでは、玉川上水沿いを歩き、失敗をどう解決したのか、また開削の方向や掘る深さをどう定めたのか、当時の高い土木技術と苦労の跡を辿る。
コースについて
コース
JR羽村駅 (集合) → 中里介山墓 → 玉川上水羽村堰 → 新流路と旧堀跡 → JR福生駅 ―[ 電車]→ JR拝島駅・西武線拝島駅 ―[ 電車]→ 西武立川駅 → 柴崎・砂川分水 → 旧残堀川の助水と現残堀川 → 源五右衛門分水→ 立川断層通過流路 → 西武線武蔵砂川駅(解散)
イベント概要
集合日時 | 2018年12月15日(土)午前9時30分 解散は午後3時半頃見込み |
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集合場所 | JR青梅線羽村駅改札口外 |
ガイド | 菊池等・山下雅之 |
費用 | 参加費 1000円(資料代、傷害保険料など) 別途、電車賃代 290円 が必要 |
募集人員 | 30人(先着順) |
持ち物 | 弁当、筆記具、雨具、飲み物 他 |
お申込み方法
名前、年齢、住所、当日連絡可能な電話番号を明記し、Eメールで「多摩めぐりの会」事務局へ
お申込みとお問合せ先
「多摩めぐりの会」事務局
メール:tama.meguri@gmail.com
申込締切
12月8日(土)
*当日の連絡先 090-7630-0195(関根)