奥多摩町の西北端、山あいにある日原地区。古来、この地に住む人々の祖先は、県境に聳える峰々を越えて秩父から移り住んだという。秩父道は、今日でも、登山者に険しい顔を見せる。日原の地は、太古の海に息づいた生き物の化石が元となる石灰岩を含む。日原街道の終点に位置し、石灰岩の中に現れた日原鍾乳洞。この鍾乳洞が見せる美しくも妖しい様々な造形は、古来より多くの信者に崇められた一石山大権現の手によるものか。生活用水の確保のために村人が苦労して作った水道、万寿の水。手に取った柄杓に感ずるものは何か。自動車道が整備されていない時代、日原の人々は荷を背負って尾根を越え、街道の起点となる氷川へ行商に出かけた。街道沿の高地に、凛として聳え立つ倉沢の千年ヒノキは、街道を往来する人々の無事を静かに見守っていたのだろう。
コースについて
コース
奥多摩駅 ―[ バス]→ 倉沢のヒノキ ―[ バス ]→ 東日原 → 万寿の水 → 日原鍾乳洞 → 一石山神社 → 丹生明神社 → 日原森林館 → 東日原 ―[ バス ]→ 奥多摩駅(解散)
MEMO
倉沢のヒノキへの登り、下り(山道、標高差約100m)があります。靴底が厚めの靴をお勧めします。イベント概要
集合日時 | 2018年3月31日(土)午前9時00分(時間厳守) |
---|---|
集合場所 | JR青梅線奥多摩駅改札前 |
講師 | 日原自治会長黒沢正直さん(日原森林館にてトーク) |
ガイド | 相山誉夫、丹野雅之、須永俊夫、味藤圭司 |
費用 | 参加費1000円(資料代、傷害保険料など) 入場料800円(日原鍾乳洞600円・日原森林館200円)計1800円 <別途バス代3回乗車の920円各自負担> |
募集人員 | 30人(先着順) |
持ち物 | 弁当(麺類を出す食堂あり)、筆記具、雨具、飲み物 |
お申込み方法
名前、年齢、住所、電話番号を明記しEメールで「多摩めぐりの会」事務局へ
お申込みとお問合せ先
「多摩めぐりの会」事務局
メール:tama.meguri@gmail.com
申込締切
3月19日(月)
*当日の連絡先 090-7630-0195(関根)
この多摩めぐりのレポートはこちら
第1回多摩めぐり~多摩を深める日原とつながる路が映す歴史、営みそして日原鍾乳洞と倉沢のヒノキ