明治23年(1890)1月6日、甲武鉄道(現JR中央線)日野駅が開業して今年で130年を迎えたのを記念して日野市生涯学習課などが共催して、2月8日に講演会が開かれる。
明治22年4月11日に新宿―立川駅間で開業した甲武鉄道は、八王子駅まで延伸したのが同年8月1日。多摩川を渡る鉄橋には日野で造られたレンガ約20万個が使われ、いまも現役だ。その5カ月余り後に開業した日野駅の効用は、日野の近代化を早めた。明治初期から養蚕が急激に発展する中で蚕糸試験場(旧農林省蚕糸試験場日野桑園第一蚕室。通称桑ハウス。国登録有形文化財)の役割が大きかった。さらに明治19年に山口平太夫が創業した豊田ビールも注目を集めるなど、講演では日野の先人たちの先進性にスポットを当てるという。
講演プログラム
- 日野の近代化を煉瓦、ビール、養蚕から考える・・日野市の学芸員が語る
- 近代産業遺産としての桑ハウスの保存と活用を考える・・首都大学東京名誉教授・同市文化財保護審議会委員 山田幸正さん
- 桑ハウスの修理現場から・・一級建築士事務所COCOON設計室代表 太田陽子さん
開催概要
開催日時 | 2020年2月8日(土)13時45分~15時50分 |
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会 場 | 市民の森ふれあいホール2階 コミュニティールーム1 |
会 費 | 無料 |
定 員 | 電話受付先着60人 |
申し込み | ☎042-592-0981 同市郷土資料館 注)午前に行われる現地ガイドによる「日野駅周辺の 日野煉瓦ゆかりの場所をめぐる」は定員に達している |