駅名が付いて「○○停車場線」と呼ばれ、レトロな雰囲気を感じさせる都道があります。今回は「羽村停車場線」、JR青梅線羽村駅西口からの道路です。 266本(首都高速道路を除く)の都道(延長2169㎞)のうち、一番短いのがこの「羽村停車場線」55mしかありません(写真の緑線部)。駅近くには、焼き鳥店、中華料理・ラーメン店、薬局などがあり、夕方の明かりが似合いそう。
昭和16年当時の羽村駅から「羽村の堰」にかけての道はご覧のとおり。右上の住宅のまとまりが駅近辺で、左下の白く見えるところが「羽村の堰」、川沿いの奥多摩街道に沿って住宅が多いことが分かります。当時の駅前は寂しかった?
羽村駅から多摩川に向かって歩いてみる。100mも行くと新奥多摩街道にぶつかる、信号を渡り、右手に稲荷神社を見ながら下っていくと、皆さんご存じの「大菩薩峠」の著者「中里介山」の墓がある「禅林寺」に着く。お目当ては寺の前の和菓子屋さん、桜の花びらがのっかった「桜サブレー」5枚入りを買ってみる。
和菓子屋さんの前には、酒屋さん。羽村市産のお米のみを使った清酒「はむら」、本数が少ないのであまり出回っていないとか、もう躊躇なく買う。福生の「石川酒造」で醸しているお酒です。
レトロな「停車場線」の響きに誘われ、少しずつ「○○停車場線」に沿った街並みを探索してみようと思っています。