青梅市内にある巨木

近年、巨木への関心が高まっていて、巨木に関する案内書物が多く発行されていて、巨樹巨木を目玉にした村おこし、町おこしを行っている自治体が増えています。『巨木巡礼』として、南は鹿児島県屋久島の「縄文杉」、北は福島県三春町の「滝桜」や秋田県白神山地の「ブナ林」に至るまで訪ねているようです。

 青梅市にも各地域にいろいろな巨木が沢山あります。それらの内から天然記念物に指定されているものをいくつかご紹介します。

1.御岳山の神代ケヤキ

青梅市御岳2丁目、御嶽神社の門前の土産店に連接する参道脇にあります。

 ケヤキは、長命でかつ大木に成長することが比較的多く、環境省の調査によれば日本国内では樹木別巨木総数第2位を誇り、各地で天然記念物に指定されている。ケヤキは長寿の木として知られ、数百年から1.600年を超すものもあります。

武蔵御嶽神社参道沿いにある神代ケヤキは樹高30m、幹周8.2m、枝張23mと、東京都内4位の幹回りで国内有数の巨木ケヤキです。樹齢1,000年と言われています。昭和25年(1950)8月29日天然記念物に指定。

御岳山神代ケヤキ

2.安楽寺の大杉

青梅市成木2丁目、安楽寺境内にあります。

 この杉は、樹勢も旺盛で安楽寺の山門の脇に立っていて堂々とした姿を見せています。亭々とそびえる威容は山門や白壁の塀、本堂の屋根ともよく調和してみごとです。樹高37m、幹周6.5m。東京都指定天然記念物。

安楽寺の大杉

3.塩船観音寺の夫婦大杉

青梅市塩船、塩船観音寺境内に有ります。

本堂へ上がる参道の両側にあるため「塩船観音寺の夫婦スギ」と呼ばれている。左右いずれも巨木で風格が有ります。左側は樹高38.6m、幹周6.96mで右側は、樹高41m、幹周5.86m。東京都指定天然記念物。

参道左側の大杉
参道右側の大杉
説明看板

4.海禅寺のクスノキ

青梅市二俣尾4丁目、海禅寺境内にあります。

 クスノキは南方系の樹木であって関東地方が分布の北限と言われています。境内の背後の山が冬の北風を防いでくれるのでこれだけの巨木になったと思われます。クスノキの葉には、樟脳(カンフル)という成分が含まれており、防虫剤、医薬品、セルロイドの製造に用いられています。樹高23m、幹周3.6mと樹高22m、幹周3.2mの二本並んでいます。青梅市指定天然記念物。

海禅寺の二本クスノキ
説明看板

5.石神神社のイチョウ

青梅市二俣尾1丁目、石神神社の境内にあります。

 市内最大のイチョウの巨木である。老木になると幹や大枝から円錐形の気根状突起が出来るものもあり、これをイチョウ乳(乳根、乳頭、乳柱)と呼ばれている。古来、日本各地で安産や子育ての信仰対象とされていて、木の皮を煎じて飲むと乳が良く出ると言う信仰がある。寿命が長く「生きる化石」とも呼ばれ、各地に巨木や古木が見られる。樹高25m、幹周6.6m。青梅市指定天然記念物。

石神神社の大イチョウ
説明看板

6.師岡神社のシイノキ

青梅市東青梅6丁目、師岡神社の境内にあります。

 東北以南に分布しており、関東地方でも良く見られる。シイタケは、天然ではシイの木に生える事から名前が付けられた。

 シイの木は燃えにくいため防火の目的で神社仏閣に植えられ事が多い。また、まな板や寿司屋のカウンター材に用いられる。樹高12m、幹周5.6m。青梅市指定天然記念物。

一本目のシイノキ
二本目のシイノキ
説明看板

7.千ヶ瀬神社のシイノキ

青梅市千ヶ瀬2丁目、千ヶ瀬神社の境内にあります。

樹高15m、幹周5.6m。青梅市指定天然記念物。

千ヶ瀬神社のシイノキ
説明看板

8.横吹の大イヌグス

青梅市二俣尾1丁目、青梅線踏切脇の道端にあります。

 横吹の大イヌグスは、クスノキ科の樹木で、正式和名はタブノキと言います。イヌグス(犬樟)の名は、材質がクスに似ているが、クスよりも劣ることに由来しているからと言われている。樹高7m、幹周3.6m。照葉樹林の代表的な樹木の一つで、暖地の海岸地方には巨木も多い。関東地方の内陸山間地にこのような大木が存在するのは珍しいため、青梅市天然記念物に指定。

横吹の大イヌグス
説明看板

※紹介した木々は目の前に立つと圧倒されます。パワーを感じますので、是非一度見に行ってください。

◎参考資料・・・青梅市文化財ニュース 第96号