普済寺の国宝 六面石幢

立川市柴崎町にある玄武山普済寺(臨済宗建長寺派)に六面石幢という国宝があります。

阿金剛・吽金剛の仁王像と、持国天・増長天・多聞天・広目天の四天王像を、それぞれ緑泥片岩の板石に刻み、この六面を六角の柱状に組み合わせ、六角形の笠石と台座で固定した石幢です。造立年代は、刻文より延文六年(1361年)7月6日。江戸時代から広く知られ、大正二年(1913年)国宝に指定され、戦後、改めて新国宝に指定されました。

現在、新収蔵施設への移設に伴う保存修理工事をしており、令和6年3月まで拝観できない予定です。

現在どのような状況なのか、工事の様子を見てきました。

とても立派な建物が作られており、六角形の建物の中に六面石幢が移設されるのでしょうか。すぐ隣には蔵のようなデザインの建物が建設中で、六角形の建物と繋がっています。資料室や受付ができるかなと想像しながら、完成を楽しみにしています。