多摩丘陵の谷戸の地形を活かした忠生公園

前回に続き町田の気になるスポットを訪ねてみました。
「町田市立忠生公園」は、多摩丘陵の谷戸の地形を活かした公園です。
通称「忠生がにやら自然館」と呼ばれる自然観察センターがあり、谷戸に生育する昆虫や植物の標本などが展示されているホール、講習室を備えています。
「がにやら」とは「カニのすむ谷戸」という地元の呼び名に由来しているそうです。

忠生がにやら自然館


忠生公園/町田市ホームページ

「忠生がにやら自然館」の脇の道を行くと蝋梅の林があり、右手はレクリエーションゾーンで「こどもの広場」、「花見の広場」、谷戸への階段を降りると調整池とソフトボール場があります。ソフトボール場も谷戸の地形を上手く活かしています。町田の地図を見ていて目に付くのが、「調整池」というのが多いことです。やはり地形によるものなのか気になるところです。

がにやら自然館から谷戸に降りる階段

地形を活かしたソフトボール場は解放感がある

階段の左側は、自然観察ゾーンです。「水の広場」は親水公園といった風で、石のモニュメントから滝のように注ぐ水とスイスイと飛ぶトンボも涼し気です。谷戸の道をさらに進むと自然観園の入り口になり、ここからはペットを連れての入園はできません。

谷戸の地形である自然観察園は湧き水が湧いていて、「源流の池」は、鶴見川の支流である山崎川の源流です。といっても河川法により河川とは一級河川と二級河川と定義されているので、山崎川は町田市が管理する水路や下水道(雨水菅)の扱いです。谷戸が多くそこを源流とする川は他にもあるのですが、町田市内で河川といえるのは、境川、鶴見川とその支流である恩田川、真光寺川、麻生川の五つとなっています。

谷戸の風景。手前は体験農業の水田

忠生公園大橋の橋脚

端まで来ると視界が開けて、ふと見上げると忠生公園大橋(都道47号線)の橋脚です。
周囲を西の森、南の森、北の森と名付けられた小さな3つの森に囲まれた谷戸に広がる公園でした。