3Dで観る国司館(こくしのたち)と家康御殿

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スーパーの駐車場だったところが遺跡発掘現場になってるのを見かけてから何年経ったか。
この場所は今から1300年ほど前に武蔵国府の国司館があったところで、約430年前には徳川家康の府中御殿が置かれたということで国の史跡となっている。「国司館(こくしのたち)と家康御殿史跡広場」として公開されたのは平成30年11月ということだ。大國魂神社東の国衙(こくが)地区展示施設と並び「武蔵国府」としての史跡がまた一つ充実した。

10/1の模型、正面が主殿、左が脇殿

広場には、10分の1スケールの国司館復元模型と国司館の建物を2.4メートルの柱によって復元したものがある。
私の目当ては無料で貸し出しを行っている「武蔵国府スコープ」だ。ゴーグルのように装着すると、VR(バーチャルリアリティー)で復元した国司館や家康御殿の様子が、360度映し出されるというものだ。イヤホン付きなので解説も聞くことができる。

主殿の柱(実物大)、後ろは大国魂神社の杜

脇殿の柱(実物大)後ろは府中本町駅

装着してビューポイントに立つと、実物大で再現された国司館が映し出される。行進してくる役人を思わずよけてしまい苦笑い。役人たちが蹴鞠に興じるシーンでまたもや飛んでくる鞠をよけそうに・・。万葉集を読む宴のシーンでは御馳走も並ぶ。気に入ったのは、当時の風景が描きだされること。府中崖線上に立つ館から眼下に多摩川、その向こうには多摩の横山が広がる。家康御殿では鷹狩りに出かける様子が観られた。
詳しい知識を持ち合わせていなくても楽しめて、また新な興味がひろがっていく気がした。