「第49回多摩めぐり 晩秋の奈良ばい谷戸を散策し、小野路宿の歴史を辿る」を11月24日(日)に開催します

第43回多摩めぐり 多摩を深める~
戦争遺跡の浅川地下壕と緑の聖域武蔵陵墓地をめぐる

浅川地下壕は終戦の1年前、昭和19年(1944)9月に旧日本陸軍によって、東高尾山稜、金比羅山、初沢山の地下にイ、ロ、ハの3つの地下壕が掘削され、イ地区は旧中島飛行機の地下工場として使用されて「隼」などの軍用機のエンジンが造られた。イ地区の総延長10㎞の碁盤目のような壕内に入ると、削岩機の穴跡やトロッコ線路の枕木跡なども見られ、ここで4,000人もの作業者が労働した跡を偲ぶ事が出来る。ロ、ハ地区は未完成だった。戦争体験が風化していく中、平和学習の遺跡として貴重な場所だ。
天皇陵は過去より関西周辺に造られていて、明治天皇は京都の伏見桃山陵に埋葬された。武蔵陵墓地は、大正天皇が崩御された後、大正15年(1926)10月に公布された皇室陵墓令に基づいて東京府南多摩郡横山村から浅川村、元八王子村(現八王子市)にまたがる御料地に造営された。武蔵陵墓地には大正天皇(多摩陵:たまのみささぎ)、貞明皇后(多摩東陵:たまのひがしのみささぎ)、昭和天皇(武蔵野陵:むさしののみささぎ)、香淳皇后(武蔵野東陵:むさしののひがしのみささぎ)の各陵があり、いずれも上円下方墳の形状である。
陵墓へは甲州街道からケヤキ並木が続き、陵墓地内には北山杉が植えられ荘厳な雰囲気が感じられる。参拝の後は浅川の土手を歩きながら、多摩陵参拝のために敷設された御陵線の跡を探してみませんか。

主なコース

JR高尾駅南口(集合)→ 高乗寺 → 浅川地下壕(案内:「浅川地下壕の保存をすすめる会」)→ 高乗寺 → JR高尾駅南口(昼食)→ JR高尾駅北口 → 熊野神社 → 旧甲州街道 → 東浅川宮廷駅跡 → 陵南公園 → 武蔵陵墓地 → 京王御陵線駅跡 → 京王御陵線橋脚跡 → 「横山事務所前」バス停(解散)

開催概要

集合日時2024年4月21日(日)午前9時15分
※雨天実施
集合場所JR中央線高尾駅 南口改札外
※解散は甲州街道「横山事務所前」バス停を
 午後3時半ころの予定
ガ イ ド菊池等・前田けい子
費  用参加費1,200円(資料代、障害保険料を含む)
浅川地下壕見学料500円 合計1,700円
別途、帰りのバス代320円(各自負担)
持 ち 物飲み物・筆記用具・雨具
※地下壕に入るために必要なもの
 懐中電灯(LEDまたは大型の物)・
 軍手・濡れてもかまわない靴
※昼食はJR高尾駅南口周辺の飲食店を利用
 (弁当を食べる場所はありません)
募集人員30名(先着順)
※地下壕内は素掘りのため、歩きにくいので
 自信のない方はご遠慮ください

★参加される方は、チラシに添付の「浅川地下壕へ入る際の注意事項」をお読みください

申込方法

氏名・年齢・住所・電話番号を明記し、Eメールで「多摩めぐりの会」事務局へ

申込と問い合わせ

「多摩めぐりの会」事務局Eメールアドレス ⇒ tama.meguri@gmail.com

申込締切

4月14日(日)

当日の連絡先

 090-7286-2124(味藤)

「第43回多摩めぐり」のチラシを表示