「第49回多摩めぐり 晩秋の奈良ばい谷戸を散策し、小野路宿の歴史を辿る」を11月24日(日)に開催します

第41回多摩めぐり 多摩を深める~地表から消えた玉川上水をたどり、開削時から現在までの変遷を知る(旧東多摩郡下高井戸~旧南豊島郡代々木)

江戸時代初期に開削された羽村から四谷大木戸に至る玉川上水43kmについて、多摩めぐりでは、過去4回にわたって歩き継いできました。

今回は、歩き残した区間を巡って、「玉川上水全行程踏破」を完結する企画です。歩くコースは、杉並区高井戸から新宿西口の間で、ほぼ甲州街道の高井戸宿と内藤新宿の区間に相当します。

「多摩めぐりなのに、多摩を全く歩かないのではないか」と指摘をされそうですが、実は昭和7年に杉並区が成立するまでは、多摩郡、東多摩郡、豊多摩郡と多摩であったことを示す地名で変遷してきた土地を歩きます。今回の行程の約45%が旧多摩郡に属しています。

この区間は、一般的に、玉川上水の姿が地上から消えてしまっていて(一部を除く)魅力に欠ける、ということから玉川上水の紹介から割愛されてしまうという扱いを受けています。

今回はこの不遇な扱いを受けている地味ながら特徴ある区間をたどります。流路の跡は残されており、公園・緑道として整備され、昔の姿を想像しながら歩くことができます。水の流れは見えませんが、東京の特殊な地形に対応するために施された玉川上水開削時の苦労が髣髴とする場所を観察・確認し、また、近代化する東京を支えるインフラを作るために玉川上水が利用されてきた姿を、上水道の整備、鉄道の敷設といった視点で眺めながら歩きます。

現在の多摩エリアの玉川上水を眺めるだけでは分からなかった玉川上水のレガシー(遺産)を再認識する多摩めぐりになるものと思います。

主なコース

京王線上北沢駅(集合) → 杉並区玉川上水第2・3公園 → 小菊橋 → 焔硝蔵跡 → 井の頭線立体交差 → 和泉水圧調整所 → 代田橋 → 世田谷区緑道 → 幡ヶ谷分水跡 → 笹塚(昼食) → 三田用水跡 → 渋谷区緑道 → 幡ヶ谷駅 → 初台駅 → 神田上水助水分水 → 天神橋跡 → 葵橋 → 京王新線・新宿駅(解散)
                       【総歩行距離 約9.5km】

開催概要

集合日時 2023年12月16日(土) 午前9時30分
 ※少雨実施
集合場所 京王線 上北沢駅
 ※解散は新宿駅・午後3時半頃を予定
ガ イ ド 味藤 圭司
費  用 参加費1,000円(資料代・傷害保険料等を含む)
持 ち 物 筆記用具・飲み物・雨具 他
 ※昼食は、各自、笹塚駅近辺の飲食店を利用
   (弁当を広げられるような場所はありません)
募集人員 30名(先着順)

申込方法

氏名・年齢・住所・電話番号を明記し、Eメールで「多摩めぐりの会」事務局へ

申込と問い合わせ

「多摩めぐりの会」事務局Eメールアドレス ⇒ tama.meguri@gmail.com

申込締切

12月9日(土)

当日の連絡先

090-7286-2124(味藤・みとう)

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