立川に新しくできた「たましん美術館」に行ってきました

多摩地域勉強中のmaruです。実は美術検定も勉強中です。

今回は立川駅前の新街区に新しく美術館ができたので行ってきました。

2020年6月2日にオープンした美術館

立川駅北口から歩いて約8分の場所にある新街区は「グリーンスプリングス」という名前で、たましん美術館はこの中にあります。かつてヤギさん達がいた場所です。

たましん美術館 外観

入ってみるとこんな感じです。

入口の前にもアート作品

このアート作品は内側を覗くことができます。

作品の内部を覗いてみると…

コロナ対策もばっちり

検温とアルコール消毒をして、券売機でチケットを買い(大人500円)、人数を把握するための整理券をもらいます。
チケットにはQRコードが印刷されていて、自動改札機のようなゲートにかざして入場します。ハイテクですね。

美術館入口の特徴的な青い壁

開館企画展I「たまびらき」

今回行ってきた展覧会は、開館記念展I「たまびらき〜たましんの日本近代美術コレクション」前期です。後期には作品が入れ替えられるそうです。
<前期:2020年6月2日(火)~7月5日(日)/後期:2020年7月11日(土)~8月23日(日)>※終了しました

萩原守衛や高村光太郎、中原悌二郎の有名彫刻が見られる!

萩原守衛の「女」や、詩人であり彫刻家でもある高村光太郎の「手」、中原悌二郎の「若きカフカス人」などのブロンズ彫刻を見ることができます。

萩原守衛「女」1910年(明治43年)

日本の近代美術史を学ぶ人は必ずといっていいほど美術の教科書で見る作品です。

こんな有名な作品が多摩地域に…!という感じですが、これらの作品はブロンズ像なので同じ鋳型を使って鋳造した作品が複数あるようです。

実際の彫刻を見たのは初めてだったのですが、思っていたよりもずっと大きくて量感に圧倒されました。

明治・大正・昭和期の日本近代美術

他にも、「麗子像」などの作品で知られる岸田劉生や、エコール・ド・パリの藤田嗣治(朝ドラ「エール」今村嗣人のモデルです)など、明治・大正・昭和期に活躍した作家達の絵や彫刻を観ることができます。

岸田劉生「初冬の田畑」1915年(大正4年)

印象に残った作品

印象に残ったのは斎藤与里の「蓮」という作品です。

斎藤与里「蓮」1953年(昭和28年)

絵柄がゆるい……!

日本の近代美術というと、ちょっと堅いイメージですがこんな作品もあるんですね。
  
美術館にはミュージアムショップが併設されていて、展覧会のポストカードや、多摩モノレールのグッズなどが購入できます。

こじんまりした美術館ですが、地元にできた美術館ということで、ぜひまた訪れたいです。
参考 たましん美術館たましん地域文化財団

※作品の画像と情報はたましん美術館パンフレットより引用しました。

 

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