「第49回多摩めぐり 晩秋の奈良ばい谷戸を散策し、小野路宿の歴史を辿る」を11月24日(日)に開催します

第34回多摩めぐり 多摩を深める~ 中島飛行機武蔵製作所のあった土地、 激動の昭和の時代をたどる

昭和の初め、北多摩郡武蔵野村西窪一帯(現武蔵野市緑町)はさえぎるもののない広々とした畑の続く農村であった。

昭和13年(1938)、突如として36万㎡の畑地が大工場に変じ、軍用機のエンジンの製造が始まった。それは飛行機製造会社中島飛行機の工場群で、「隼」、「零戦」のエンジンの30%以上を製造した会社であった。

日本は、その航空機を使って太平洋戦争に突入するが戦況は悪化、昭和19年(1944)、米軍爆撃機B29による東京への空襲が始まる。その日本への最初の一撃はこの工場をターゲットにするものであった。計9回におよぶ爆撃で工場はもちろん周辺の住民にも甚大な被害が出た。

そして終戦。廃墟と化した工場群は戦後の復興へ向けて歩み出す。野球場の建設、そこへの鉄道の敷設、団地の建設、官庁の研究施設の移転、そしてGHQの居住施設もでき、工場跡地は多様な機能と景観を作り出すこととなった。

昭和47年(1972)、GHQが退去して再び広々とした空が戻ってきた。その場所は平成元年(1989)に都立公園となり、今では人々の安らぐ空間を提供する場となっている。

この激動の昭和の50年間に展開した中島飛行機の工場のあった土地の物語を、現地を歩いてたどろうというのが、今回の企画です。

主なコース

JR中央線・三鷹駅北口(集合) → 太宰の跨線橋 → 武蔵野競技場線跡 → ぎんなん橋 → 関前高射砲陣地跡 → 関前公園 → 源正寺 → 延命寺 → 武蔵野中央公園(昼食) → グリーンパークスタジアム跡 → 武蔵野競技場前駅跡 → 武蔵野陸上競技場 → 下野谷遺跡 → 東伏見稲荷神社 → 西武新宿線・西武柳沢駅(解散) 【歩行距離 約8km】

開催概要

集合日時2023年5月14日(日)午前9時30分
※小雨決行
集合場所JR中央線 三鷹駅北口
※解散は午後3時半頃を見込んでいます。
ガ イ ド味藤 圭司
費  用参加費1,000円(資料代・傷害保険料等を含む)
持 ち 物弁当・飲み物・雨具・筆記具・レジャーシート 他
募集人員30名(先着順)

申込方法

氏名・年齢・住所・電話番号を明記し、Eメールで「多摩めぐりの会」事務局へ

申込と問い合わせ

「多摩めぐりの会」事務局Eメールアドレス ⇒ tama.meguri@gmail.com

申込締切

5月7日(日)

当日の連絡先

090-7286-2124 (味藤・みとう)