「第54回多摩めぐり 武蔵野台地の原風景・屋敷林を観、日本の民俗学揺籃の地であった下保谷を歩く」を6月21日(土)に開催します

第54回多摩めぐり 多摩を深める~武蔵野台地の原風景・屋敷林を観、日本の民俗学揺籃の地であった下保谷を歩く

保谷駅北口を出ると、高いビルがなく、清々しい広い空が迎えてくれます。少し歩けば、駅前なのに畑が広がり、屋敷林がこんもりと空間を画している景色が随所で眼に入って来ます。これらは、昔から続いてきた武蔵野台地での農村の姿が切り取られたかのように今に残ってきたものです。

江戸時代には、強い風や土埃をよけ、薪炭材を得るため、家屋の周りには屋敷林が形成されました。この屋敷林は建物を守り生活資材を確保する実利的なニーズから生み出されたものであったのですが、これによって武蔵野のひとつの景観が生まれました。そして今では、屋敷林は多様な動植物が生息・生育する場所として貴重な世界を残し、私たちの気持ちを和ませてくれる場所にもなっています。

今回の多摩めぐりでは、最初に、緑地特別保全地区に指定された屋敷林を訪ね、現地のボランティアの方からお話をうかがいながら屋敷林を見学します。

続いて、もう1軒の旧家を訪ねます。このお屋敷は平成30年に国の登録有形文化財になった貴重な建築物で、ご当主から建物の話、下保谷の藍栽培やさらには下保谷の特異な歴史についてのお話を伺います。

その後、下保谷地区独特の祈りの文化を福泉寺・天神社で見ながら、下保谷の歴史・文化・風土・民俗に触れます。

そして最後に、昭和の初めに渋沢栄一の孫にあたる渋沢敬三が下保谷の高橋文太郎とともに設立した日本民族学博物館の跡地を訪れて、この地に民俗学における野外博物館の草分けの施設のあったことに思いを馳せることにします。

主なコース

西武池袋線・保谷駅(集合)→ 下保谷4丁目緑地保全地区(現地案内あり)→ 登録有形文化財高橋家主屋(高橋家当主のお話あり)→ 福泉寺 → 下保谷森林公園(昼食)→ 天神社 → 保谷硝子発祥の地 → 南入経塚遺跡 → 文理台公園 → 日本民族学博物館跡 → 保谷駅(解散)  【歩行距離 約4.5km】

開催概要

集合時間 2025年6月21日(土)9時30分
 ※雨天中止
集合場所 西武池袋線 保谷駅
ガ イ ド 味藤 圭司
費  用 参加費1,200円(資料代・傷害保険料 等を含む)
持 ち 物 弁当・飲み物・敷物・雨具・筆記用具 他
募集人員 30名(先着順)

申込方法

氏名・年齢・住所・電話番号を明記し、Eメールで「多摩めぐりの会」事務局へ

申込と問い合わせ

「多摩めぐりの会」事務局Eメールアドレス ⇒ tama.meguri@gmail.com

申込締切

2025年6月14日(土)

当日の連絡先

090ー7286-2124(味藤・みとう)

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