羽村、福生、昭島、立川、小平と武蔵野の西から東へ長いグリーンのベルトが地上を這い、更に小金井、武蔵野、三鷹へと続きます。江戸時代初期に掘削された、ご存じ玉川上水です。とりわけ、今回の多摩めぐりのコースの小平地区は、上水水路も狭く、且つ深く、両岸には、コナラ、クヌギ、ケヤキ、エゴノキなどの落葉樹がよく茂り、それら新緑の高木が穏やかな緑陰を提供して、植物や小鳥の種類も多く、自然観察や静かな散策が楽しめます。
当初は江戸の飲用水需要に応えた上水も、徳川吉宗の享保時代の新田開発推進に農業用水として多用され、武蔵野の開拓が進められました。そしてそれを支えた農民、武士、僧侶等の先覚者達の努力とそれへの感謝が上水沿いに窺えます。
上水沿いの緑道は整備されて歩きやすく、格好の多摩めぐり道です。更に加えて、薬用植物園に立ち寄り、試験栽培されているケシの花が見学できますし、下水道館では下水道を覗く体験に接して、平櫛田中彫刻美術館では近代日本の巨匠の作品をゆっくりと鑑賞できます。掘削後の玉川上水の歴史や管理も紐解いてお話しさせていただきます。
※今回の多摩めぐりは、昨年12月実施の玉川上水、4月の小金井桜に続く、玉川上水シリーズ第3弾です。
コースについて
コース
多摩都市モノレール&西武拝島線/玉川上水駅 (集合) → 小平監視所 → 上水小橋 → 一之宮神社 → 野火止用水 → 青梅橋跡 → 都立薬用植物園 → 胎内堀・新堀用水 → 小川橋・小川分水 → 百石橋 → 妙法禅寺・鳳林院 → 水車橋・新小川橋 → 鷹の橋 → 小平市立中央公園(昼食) → ふれあい下水道館 → 上鈴木稲荷神社 → 上鈴木不動尊 → 小川水衛所跡 → 名勝境界石 → 商大橋 → 平櫛田中彫刻美術館 → 小平桜橋 → 上水南町稲荷神社 → 喜平橋 ―[ バス] → JR&西武/国分寺駅(解散)
イベント概要
集合日時 | 2019年5月12日(日)午前9時30分 雨天決行 解散は午後4時頃を予定 |
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集合場所 | 多摩都市モノレール&西武拝島線 玉川上水駅 改札口間のスペース(2F) |
ガイド | 須永俊夫 |
費用 | 参加費 1,000円(資料代、傷害保険料など) 平櫛田中彫刻美術館観覧料団体割引 220円 合計1,220円 別途、バス運賃自己負担 |
募集人員 | 30人(先着順) |
持ち物 | 弁当、筆記具、雨具、飲み物 他 |
お申込み方法
名前、年齢、住所、当日連絡可能な電話番号を明記し、Eメールで「多摩めぐりの会」事務局へ
お申込みとお問合せ先
「多摩めぐりの会」事務局
メール:tama.meguri@gmail.com
申込締切
5月5日(日)
*当日の連絡先 090-7630-0195(関根)