青梅市の御岳観光協会が主催して11月17日に予定していた「紅葉の御岳渓谷自然観察会」の中止を決定した。
10月12日、東海・関東・東日本に大きな被害をもたらした台風19号の大雨の影響で自然観察会コースの大部分が多摩川の増水に見舞われた。青梅線御嶽駅下に架かる御岳小橋(長さ79m、幅2.5m)が流出したのをはじめ、両岸の遊歩道の被害状況を見て回った御岳観光協会関係者の話によると「いまだに遊歩道に濁流が乗り上げている個所があるほか、各所に架かる沢をまたぐ橋が欠損したり、遊歩道は所々陥没したり、倒木などもある」といい、開催を中止した。すでに参加申し込みした人には同協会から開催中止の連絡をするという。
- 問い合わせ先 ☎0428-78-8811 同協会・横手伸一郎さん
御岳小橋は、長さ79m、幅2.5mで渓流美を眺める最高のポイントとして親しまれていた。昭和49年(1974)の16号台風で被害を受けた際に建造されたつり橋だった。このつり橋の近くにある「玉堂美術館」や飲食店「いもうとや」は当面休業するという。