「第49回多摩めぐり 晩秋の奈良ばい谷戸を散策し、小野路宿の歴史を辿る」を11月24日(日)に開催します

2023*多摩で出会った花~7
初めて出会った「ノウゼンカズラの花」
きくちゃん

僕がこの木と花に初めて出会ったのは20代で、旧暦のお盆(8月)に家内の実家岩手県に帰省した時です。場所は、立派なお屋敷の庭先でそれは見事に咲いていました。義母の話では、この地域ではこの木は、昔は庄屋(名主)さんや武家、お金持ちの家にしか植えることができなかったそうで、この集落では他に植えている家はなかったようです。そんな花ですが、僕の生まれ故郷の新潟県に住んでいた時は見たこともなく木の存在も知りませんでした。

50歳を過ぎハイキングやトレッキングするようになってから多摩のあちこちに行くようになり偶に目にするようになりました。青梅でも民家の庭先に咲いているのを見つけましたので懐かしく投稿しました。

この木は、中国が原産で古くから利尿の漢方薬として用いられており、日本には平安時代(9世紀頃)に渡来したといわれています。つるでいろいろからみつきとんどん伸びてオレンジ色の派手な花が咲きます。寿命の長い木で、豊臣秀吉が朝鮮出兵時に持ち帰ったといわれるものが金沢市に健在(樹齢400年以上)しているといわれています。

ノウゼンカズラ 青梅市 2022年9月8日
ノウゼンカズラ 青梅市 2022年9月8日