「第54回多摩めぐり 武蔵野台地の原風景・屋敷林を観、日本の民俗学揺籃の地であった下保谷を歩く」を6月21日(土)に開催します

2023*多摩で出会った花~3
「オオイヌノフグリ」  ヨーク

写真は「星の瞳(ホシノヒトミ)」や「瑠璃唐草(ルリカラクサ)」などの別称で呼ばれるオオイヌノフグリ。ヨーロッパから明治初期に渡来したが、いまはどこでもよく見かける春の花だ。

オオイヌノフグリ 町田市広袴町 真光寺川沿い 2023年3月4日

 務めはじめの頃、武蔵野市内で寮生活を送っていた当時(1970年代前半)、国鉄や私鉄の交通ストライキが数日続いたことがあった。

勝手に出勤できないと決め込んで、寮生がキャッボールをする裏庭でこの花を見たことが思い出される。オオイヌノフグリは、その時の暖かい春のぬくもりと光、寮生だった若い日々などにタイムスリップさせてくれる。