宝塚が好きな家族の影響で、私もときどき宝塚の舞台を見ています。2019年の星組の舞台「龍の宮物語」は、「秋に桜?」という印象的なセリフから始まり、秋に水辺に咲くサクラタデという花が重要なモチーフとして舞台に出てきます。
ぜひ実物のサクラタデを見てみたいと思い、多摩地域にも咲いているのかと調べてみたところ、「多摩の花ごよみ」で10月に八王子の片倉城址公園に咲くという情報を得ました。さっそく行ってみたのですが、そのときは時期が悪かったのか見つけられませんでした。
それから数日が経ち、もう今年はサクラタデに出会うこともないのか…と考えながらいつもの近所の散歩コース「矢川緑地」の小川沿いを歩いていると…、咲いてるではありませんか!サクラタデが。まさかこんな近所で出会えるとは思っていなかったので、とても驚きました。
実際に見たサクラタデは思った以上に小さな花で、劇中にあった「ただの草」というセリフにも頷けるような花でした。しかし水辺に咲く薄ピンクの小さな花は印象的で、舞台の世界観により深く入れたような気がします。秋に咲く桜に、今年も出会えたら嬉しいです。