アブラムシに牛乳をかけるとどうなるか?

やっと冬らしい寒さを感じるようになりました。11月まで、冬とは思えない暖かさで、とても過ごしやすい気候でした。先日、我が家の寝室にアシナガバチが侵入してきたほどです。まだ生きていることに驚きです。

この暖冬の影響で、白菜や大根といった冬野菜が安い値段でたくさん売られています。消費者としては大変嬉しいことなのですが、作っている農家さんは悲鳴をあげているようです。赤字で大量に廃棄しているとのことです。

今年から始めた私の野菜畑ではちょっと困ったことが起こりました。白菜や大根にやってくる虫です。11月になっても蝶々が飛び回っているので、植えた野菜に被せている防虫ネットが外せません。蝶々に卵を産みつけられると青虫に野菜を食べられてしまいます。もちろん防虫ネットだけでは食害を防げないので、防虫ネットを外して虫を駆除していきます。

ある日気付いてしまったのですが、目に見えないほどの小さなアブラムシが、白菜や大根の葉にビッシリ。葉っぱの裏側のデコボコした狭いところに入り込んでいます。なおかつ、虫と葉が同じ色なので、「ここにアブラムシがいる!」と思って目を凝らさないと絶対に見えません。アブラムシは、葉の汁を吸い取っていくので、野菜の育ちが悪くなってしまいます。

今回、牛乳でアブラムシの被害を抑えています。あの牛乳が効くんです。最初は水でアブラムシを洗い落としていたのですが、死滅するわけではないので、また這い上がってきてしまいます。そこで、葉についたアブラムシに牛乳をちょっとスプレーしてみると、牛乳が葉の上で乾燥していきます。すると牛乳のベタッとした動物性の脂が固まって、その中でアブラムシが死滅する?ような感じでしょうか。殺虫剤ではないのでそれほどの威力はありません。必要最小限の駆除です。

今年は、暖冬の影響で、虫の被害が多かったのですが、野菜が大きくなるのも早かったので、なんやかんや上手く回って、あっという間に大きくなりました。この時期は、畑が冷蔵庫替わりになるので、一度に収穫せず、食べながら少しずつ収穫できるのも冬野菜ならではの楽しみです。

10月-白菜の葉っぱが広がっています

11月-白菜の葉が少し巻き始めました

12月-白菜の中が結球し、固く締まってきました。オレンジ白菜なので中はオレンジ色なのでしょう。

12月-大根が収穫できる大きさになりました