考古学時代区分からいえば、縄文・弥生時代に次いで古墳時代が現れる。3世紀後半から7世紀にわたり、卑弥呼没年から大化の改新までの、大和政権が成立して中央集権化が進められた時代に当たる。ところで、都内で収集された石器や土器は各地の資料館等で見られるが、多摩めぐりの「わがふるさと東京」には、古墳時代があったのだろうか?全国で約16万余の古墳があるとされているが、文化も政治も関西が中心の時代の東京にも700余の古墳が確認されており、その多くが多摩川の中下流域の左岸の河岸段丘上にある。
今回の「多摩めぐり」は、河口近くの大田区・世田谷区の古墳を巡り、狛江市や調布市では古墳を資料確認しつつ電車を利用し、武蔵国の国府が府中に置かれた事情を反映するといわれる、府中の古墳に立ち寄る。田園調布南の多摩川台公園や等々力渓谷(23区内唯一の渓谷)を辿って涼感に浸りながら、盗掘や住宅地開発でも破壊されず削平されずに残った東京の古墳群を辿り、集積の謎と歴史を学びつつ、歴史のロマンに思いを馳せたい。
階段や坂の上り下りもありますので、歩きやすい靴でご参加ください。
コースについて
コース
多摩川駅(東急東横線) (集合) →浅間神社 → 亀甲山古墳 →多摩川台公園古墳展示室→ 多摩川台古墳群 → 宝来山古墳 → 宇佐神社/八幡山神社 → 狐塚古墳緑地 → 御岳台古墳 → 等々力不動尊 → 等々力渓谷 → 等々力渓谷3号横穴 → 野毛大塚古墳 → 再び等々力渓谷 → 等々力駅(東急大井町線)―[ 電車]→ 溝の口駅(JR南武線)―[ 電車]→ 分倍河原駅(JR南武線)→ 分倍河原古戦場跡 → 高倉塚古墳→ 武蔵府中熊野神社古墳 → 御嶽塚古墳 → 西府駅(JR南部線)(解散)
イベント概要
集合日時 | 2018年9月22日(土)午前9時30分 解散は午後4時見込み |
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集合場所 | 東急東横線 多摩川駅 (大田区内 自由が丘駅と武蔵小杉駅の真中)改札は1ヶ所 |
ガイド | 須永俊夫、吉田敏夫 |
費用 | 参加費 1000円(資料代、傷害保険料など) <別途電車賃470円各自負担> |
募集人員 | 30人(先着順) |
持ち物 | 弁当、筆記具、雨具、飲み物 他 |
お申込み方法
名前、年齢、住所、当日連絡可能な電話番号を明記し、Eメールで「多摩めぐりの会」事務局へ
お申込みとお問合せ先
「多摩めぐりの会」事務局
メール:tama.meguri@gmail.com
申込締切
9月15日(土)
*当日の連絡先 090-7630-0195(関根)
8月31日(金)読売新聞に掲載されました
「第5回多摩めぐりの会」開催が読売新聞に掲載されました