写真は「星の瞳(ホシノヒトミ)」や「瑠璃唐草(ルリカラクサ)」などの別称で呼ばれるオオイヌノフグリ。ヨーロッパから明治初期に渡来したが、いまはどこでもよく見かける春の花だ。
務めはじめの頃、武蔵野市内で寮生活を送っていた当時(1970年代前半)、国鉄や私鉄の交通ストライキが数日続いたことがあった。
勝手に出勤できないと決め込んで、寮生がキャッボールをする裏庭でこの花を見たことが思い出される。オオイヌノフグリは、その時の暖かい春のぬくもりと光、寮生だった若い日々などにタイムスリップさせてくれる。