私が「多摩めぐりの会」を知るきっかけになったのは「ノカンゾウ」です。
我が家は3年前に家を建て替えました。
それで庭もだいぶ変えることになり、植栽について造園会社と打ち合わせがありました。
北側の一角に橙色のユリのような花があり、「ノカンゾウではないか」と言われました。
「ノカンゾウ」をインターネットで調べると、あるブログが目に留まりました。
玉川上水沿いを歩いて出会った植物を紹介しているのですが、これがとても詳しいのです。
「こんな方といっしょにお散歩できたら楽しいだろうなぁ」
「ところで、玉川上水ってどこからどこまでをいうのだろう?」
「ユーミンの♫上す~い沿いの小径を〜♫でしょ?」
と思いながら検索が続きます。
地図や遊歩道のイラスト、「庄右衛門 清右衛門」という人物、最寄り駅、……、
そして、……、「多摩めぐりの会」のサイトに辿り着きました。
「多摩めぐりの会」は多摩の様々な面をとらえて向上心あふれる会であると感じました。
「第27回多摩めぐり 多摩湖自転車歩行者道<part1>」でいただいた「武蔵野の公園で見られる初夏~夏の草花」の中にも「ノカンゾウ」がありました…。
投稿の締め切りに間に合うようにやっと庭の「ノカンゾウ」が花を咲かせました。
写真を撮ろうとして花をよく見ると、「ノカンゾウ」とはちょっと違う印象です。
調べてみると、どうやら「ノカンゾウ」ではなく「ヤブカンゾウ」という種類であることがわかりました。
3年間「ノカンゾウ」と思い込んでいたのですが、今回の多摩めぐりの会への投稿を機に、なんとそれが誤りであったことを知ることができました。
「多摩めぐりの会」と「ノカンゾウ」、忘れられない出来事になりました。
……
家の庭でこの花が咲くと、ニッコウキスゲを思い出します。
学生時代の数少ない登山の中で、奥穂高から下山の途中にこの群生がありました。
平地になるにつれ足が軽くどんどん前に出るような感じがして、ニッコウキスゲを横目で見ながら歩きました。
それ以来、膝が笑うような登山をする機会はありませんでしたが、これからは多摩を細く長く歩いてみたいと思います。
……