江戸では、幕府開幕から急増した飲料水需要が、神田上水他からの給水では間に合わず、多摩川羽村堰から四谷大木戸まで43kmの玉川上水が、技術の粋と途方もない努力で開かれました。水道の近代化で昭和40年杉並区高井戸浅間橋から先は暗渠化されましたが、高井戸浅間橋までは玉川上水緑道が心地よい緑陰のベルトを伸ばしています。植物や小鳥の種類も多く、自然観察や静かな散策が楽しめます。これまで、 3回にわたり歩き続けてきた緑道も、今回の武蔵境桜橋から浅間橋でエンドになり、(暗渠区間を除く)玉川上水緑道踏破を終えます。
今回のルートは、境浄水場近辺から、JR三鷹駅をくぐり、作家太宰治がこよなく愛した終焉の地三鷹市を過ぎ、井の頭公園から曲折の水路を辿って、杉並区高井戸に達します。井の頭池他を水源とする、近くを流れる神田川(旧神田上水)を渡って、更に、電車を利用して新宿まで移動し、木樋や石樋を使った江戸市中水道網に繋がる、上水終点の四谷大木戸を訪ねます。ここは日本橋からの甲州街道第一宿内藤新宿のすぐ先です。新宿を除く江戸四宿(品川・千住・板橋)から、百年弱遅れて設置された内藤新宿の起源にも触れたいと思います。 多数の方々のご参加をお待ちしています。
コースについて
コース
JR武蔵境駅 (集合) → 桜橋・品川分水口 → ぎんなん橋・いちょう橋 → 欅橋 → 三鷹橋 → 太宰治碑・玉鹿石 → 山本有三記念館 → 万助橋・都立井の頭公園 → ほたる橋・牟礼分水跡 → 井の頭橋 → 宮下橋 → 牟礼の里公園(昼食) → 牟礼橋 → 久我山水衛所跡 → 岩崎橋・鳥山&北澤分水跡 → 浅間橋 → 神田川(旧神田上水) → 富士見ヶ丘駅 ―[ 井の頭線] → 明大前駅 ―[ 京王線] → 新宿駅→ 天龍寺 → 新宿御苑入口 → 分水散歩道 → 水道碑・四谷大木戸碑 → 四谷大木戸 → 東京メトロ新宿御苑前駅(解散)
イベント概要
集合日時 | 2019年10月26日(土)午前9時30分 雨天決行 |
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集合場所 | JR中央線武蔵境駅 中央改札口 解散は、東京メトロ丸の内線新宿御苑前駅で午後4時頃を予定 |
ガ イ ド | 須永 俊夫 |
費 用 | 参加費 1,000円(資料代、傷害保険料など) 別途、電車賃(富士見ヶ丘→新宿)178円(IC利用)各自負担 |
募集人員 | 30人(先着順) |
持 ち 物 | 弁当、筆記具、雨具、飲み物 他 |
お申込み方法
名前、年齢、住所、当日連絡可能な電話番号を明記し、Eメールで「多摩めぐりの会」事務局へ
お申込みとお問合せ先
「多摩めぐりの会」事務局
メール:tama.meguri@gmail.com
申込締切
10月20日(日)
*当日の連絡先 090-7630-0195(関根)