開放感に浸る たおやかな羽村草花丘陵
普段、歩きや自転車で地元福生や羽村の多摩川左岸の土手へよく行く。流水面が深く荒々しい奥多摩や河口に近づくにしたがって広がる多摩川とは違って、ここ中流域沿いには小高い山があり、中洲があり、流水面に近づけ
普段、歩きや自転車で地元福生や羽村の多摩川左岸の土手へよく行く。流水面が深く荒々しい奥多摩や河口に近づくにしたがって広がる多摩川とは違って、ここ中流域沿いには小高い山があり、中洲があり、流水面に近づけ
新しい年が幕開けした早朝、軽トラックに乗った福生市長沢町会の子供らが奏でる太鼓と笛、鉦のお囃子に出会った。新風の音色だ。立ち寄った神明社の境内では初詣でをする人々が列をなしていた。例年の光景に出合って
暑い夏の盛りに日の出町の鹿野(ろくや)大仏(2023年8月14日付ブログ)を訪ねて、その新鮮さに気をよくしたのを幸いに、さらに日野市東豊田の“吹上大仏”を見たくなった。日野台地から浸み出す湧水も見たい
日の出町平井の「鹿野(ろくや)大仏」の顔を見たくてJR福生駅西口から武蔵五日市駅行きのバスに乗った(塩沢寶光寺前下車)。鎌倉大仏(11.39m)をしのぐ大きさだけに鹿野大仏の全身が、その名に由来する鹿
青梅線の白丸駅を出た下り電車は、長さ56.1mの白丸トンネルを抜けて再び1.27kmの氷川トンネルに入った。白丸駅から奥多摩駅まで2㎞区間の7割近くがトンネルだ。立川駅を起点にする青梅線37.2㎞、2
マッチ箱の電車と集落のジオラマ 青梅線青梅駅から14本目のトンネルを抜けた。白丸駅だ。トンネルの数は標高を上げている証か。白丸駅の標高は約342m。青梅線の起点である立川駅(標高約83m)に比べると2
気持ち和む山荘風の木造駅舎 鳩ノ巣駅に降り立った。太陽がまだ低い朝8時半。駅前のベンチのテーブルは真っ白。厚い霜に覆われていた。吐く息の白さも濃い。朝日は、駅の向かいに立ちはだかる山の斜面を日陰にして
歩くには平坦地の街並みもいいが、それとは一味違う緩い坂がある“山村の風情”にも癒しがあり気持ちが穏やかになる。ましてや多摩地域西端の奥多摩町であれば、なおさらだ。青梅駅以西のJR青梅線の愛称「東京アド
額縁の車窓、ホームは2階席 御嶽駅を出た青梅線下り電車は、隣の川井駅まで4㎞あまりの区間で蛇行をくり返して、さらに30mほど登る。進行方向右手に木々が生い茂る山の斜面が迫る。左手の車窓は木々の間に見え
神社の雰囲気醸し出す駅舎 御嶽駅の駅頭に立って、この日もいつものように駅舎の屋根を見上げたり、振り返ったりしてしまった。御岳山上にある武蔵御嶽神社の玄関口であることから駅舎は、入母屋造りの屋根に神社を
鐘楼いただく駅の跨線橋 前回の「軍畑駅前の顔」から続く。青梅線軍畑駅下の青梅街道から分けた青渭通りを歩くこと1.5㎞ほど。西隣の沢井駅の跨線橋が見えてから塚瀬踏切を渡った。目についたのは跨線橋の屋根に
登山客であふれる高水山の玄関口 週末の青梅線軍畑(いくさばた)駅。午前8時台から9時台のホームは、電車から吐き出された登山客であふれ、改札口に行列ができる。奥多摩エリアの名峰の一つとして知られる高水山
地域の人たちが丹精したコミュニティー花壇、食堂、郵便局、駐在所、和菓子店、木材会社、釣具店、コンビニ。奥まった民家の庭から焼却煙が上がる。美容院、新築中の2階建ての家。消防分団入口の壁にツバメの巣が残
令和3年の歳末が近いいまは、昨年末に新型コロナウイルス感染が急拡大して萎縮し続けていたのと気持ちの持ち方が違う。新たに変異したオミクロン株の濃厚接触者がジワリじわりと増えつつあるが、一年を振り返える気
青梅線日向和田駅に降り立った。春到来を告げる花、梅の郷・吉野梅郷の玄関口だ。万葉人が詩歌に詠み込んだ梅は、人の温もりに恋い焦がれた胸の内を表すロマンあふれるものが多い。青梅から蔓延したウメ輪紋ウイルス