ガッテン!が紹介している”まさか”の術でアサリを調理してみました

テレビ番組で、NHKのガッテン!に興味を持ち、見る機会が多いのだが、先日、”まさか!?育てて最強「あさり」新調理術”の放映があり、見てしまいました(2021・6・19)。

アサリは、鮮度が命で、生きたまま消費者に届く食材の一つです。実際、購入したアサリを水に浸しておくと、殻をあけて砂を吐き出す仕草などから生きている証拠を目にします。

ガッテン!では、この生きているアサリをより美味しくいただく方法を紹介していました。消費者が購入したばかりのァサリは、産地や中継地を通って運ばれて行くうちに、ヘロヘロになり、やせ細ってしまうそうです。確かに、今まで食したアサリは身が縮こまっているものが多かった。このようなアサリを元気にして、身をふっくらさせようというものです。その秘訣は、アサリが生き返る塩水を作り、それに浸してやるというものです。

早速、ガッテン!が紹介している方法に従って調理してみました。

塩水の作り方
水500ml塩15g(大さじ1程度)を加えて3%の塩水を作る。塩は、精製塩よりもあら塩をお勧めとのこと。
・上記3%の塩水にかたくり粉(大さじ1)を加えてよくかき混ぜる。白濁した塩水ができます。かたくり粉がなければ、小麦粉(大さじ1)でもOKです。

かたくり粉を溶かした3%の塩水


調理方法
1.購入したアサリをパットか、浅い容器に移して、アサリが浸る程度にかたくり粉を溶かした塩水を加える。今回は、武蔵野市のスーパーで購入したアサリを使いました。

かたくり粉入りの塩水に浸したアサリ


2.アサリを塩水に浸した容器をアルミホイルや新聞紙で覆って3時間ほど待つ。暗くしてやると、アサリが活動しやすくなります。3時間以上でもOKです。

アサリを塩水に浸した容器をアルミホイルで覆う


3.3時間過ぎて、アサリが水管を出し、元気を取り戻した様子を確かめる。

水管を延ばし、元気になってきたアサリ

アサリは水管を出して酸素や栄養(今回はかたくり粉の粒子)を取り込んで元気になって行きます。アサリは、自然界では、水管から 微生物を取り込み栄養源にしているとのこと。

4.元気になったアサリを水で洗って食材にする。今回は、アサリのみそ汁を作ってみました。ほとんどのアサリが、身をふっくらさせていました。水に浸しただけのアサリと比べてみると、違いが分かります。

身をふっくらさせたアサリの味噌汁

身の細ったあさりの味噌汁 アサリを水に浸した後調理

短時間、かたくり粉入りの塩水につけただけで、このような違いが出てくるのですね。アサリは、短時間で筋肉量アップなどの代謝を調節する能力を持っているようです。

今回の私の興味に付き合わせたアサリ達に感謝しながら美味しくいただかせてもらいました。